MBAに来た理由の一つがアメリカのヘルスケアビジネスを見てみたいという理由からのだけれど、本当にアメリカでヘルスケアビジネスを学ぶ理由ってあるんですか?っていうのは重要なポイントだと思うので個人的な見解を整理してみた。
https://www.mhlw.go.jp/content/10801000/000398096.pdf
この資料の2Pにもあるが、2016年の上位100品目のうち約50%が米国発。
またアメリカはバイオテック・デジタルヘルス・デバイスへの投資が比較にならないほど活発。
一例のデータとしては、このNRIの図表3にあるようにバイオベンチャーの上場企業数(2001-2012年)がアメリカは315社に対して日本は37社。投資額のデータはPitchbookのデータを参考にしようかと思ったけど、今回は割愛。
2、より競争的な環境にあるため、新しいコマーシャルモデルに触れられる
日本のような公的薬価制度はない上、保険者も民間が複数いるので、変数がより多く複雑。特に日本みたいにPMDAに認可されたらほぼ間違いなく収載されて全国の患者の手に製品が届く環境ではないので、マーケットアクセス(プライシング含む)・マーケティング・ セールスがより高度な連携が必要(な気がする)。Value based contractingとかもその一例かと。Economic valueも日本と比べてより重要であると思われる。
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もちろん、いろいろ仮定をおいて話しているところもあるし、会社ごとにケースバイケースというところもあると思います。
医療機器とかは特にプロダクトによってプレゼンスが大きく違うと思うので(参照:https://www.meti.go.jp/committee/kenkyukai/iryou_innovation/pdf/001_05_00.pdf の8-9P)。
でも大勢でみたらそこまでずれていないんじゃないかと思っています。ずれてたらごめんなさい。