リストラ狂想曲ふたたび

今の会社に入社して約2年になるが、見事にリストラの嵐という名の嫌な春一番が吹き荒れている。運の良いことに今のところ自分は影響を受けていないのだが、まあ一緒に仕事をしていた人の中でもいなくなった人がいるので、他人事でもない。

 

前の会社でもあったことなので、そこまで驚くことでもないのだが、せっかく2社目なので前職と比べて同じだったこと・違ったこと・前では気が付かなかったことを色々と書き連ねていこうと思う。

 

前の会社と同じだったこと

  1. 早期退職プログラムが前触れとして走り、レイオフの数をなるべく減らそうとした。

    これは前も書いた気がするが、いわゆる日本でもよくあるような早期退職プログラムというのを行うのが流行りになっているようでもある。パッケージはどうやらレイオフされるのと同じ時もあれば違う時もあるので、あえて選ぶかは難しいところであるが、ある程度のキャリアを積んだ人にとってみればむしろ美味しいプログラムなのだろう。あと昇進できなくて不満が燻っている人にも魅力的に映るようである。しかしながら、転職してきて1年も経ってない人がこのプログラムに応募したと聞いたときはもう呆れるしかなかった。

  2. タイムラインは示されたが、具体的なレイオフの目標は示されなかった。

    前の会社でもそうだったが、ニュースで見る大手テックのようにXX%カット!とか必ずしも言わないように思う。むしろアナウンスする方が珍しいのではないかという気さえしてくる。それぞれのプロコンはなんだろうと考えると、ストックマーケット的には数が示された方が、ファイナンシャルなところのインパクトが予想しやすいが、雇用されている側からするともしかしたら優秀な人ほど消えやすいとかあるなら、気になるところではある。

 

違ったこと

  1. ミドルマネジメントを減らすというよりも、比較的年齢や職歴の高い(恐らく給与も同じポジションと比べても高いだろう)人が優先的にレイオフの対象となった。

    以前の会社でリストラがあったのは4年近く前のことになるが、その時はミドルマネジメント(バイスプレジデントやシニアディレクター、いわゆる部長クラスだろうか)が一掃されていた。今回はむしろトップ層(シニアバイスプレジデントやバイスプレジデントでも上の方)も対象になっていた。が、ここは時流というよりも各会社特有の状況に応じた方針かもしれないので、なんとも一般化するようなことは言いにくい。

  2. 組織の統廃合に巻き込まれた。

    もはや個人的な話であるが、あるチームと自分のチームが統合されることになった。もう相手のチームこちらのチームも戦々恐々としている。どちらのチームが今後主導権を握るのかだとか、職域が被ってたらどっちがリストラされるだろうとか、ゴシップ話が延々とされていて、なんだか昔の日本の銀行の統合のあとの派閥争いみたいな状況をなぞっているようでもある。リーダーとなるとここで自分たちのプレゼンスをいかに見せていくかという政治力も含めた腕力の見せ所になるのだろうが、もはや自分からすると、なるようになるしかないという気分になってしまっているのは、自分の悪いところ。

 

こんな時だからか、オフィスの人は噂話で持ちきりで、誰々が早期退職プログラムに応募したとか、誰々は離婚したとか、誰々はあの人の奥さんでコネ入社じゃないかとか、めためたにウェットな噂話が流れていて、そういう話を持って来れる人たちに感心するばかりの今日この頃。アメリカの会社がドライだなんてことは全くなく、むしろゴシップ好きなのは人間共通なようでした。