アメリカ

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RAPID Coverage Pathwayはアメリカでの新しいアクセスモデルになるのか

今年の4月に案として発表されたRAPID Coverage Pathway(Regulatory Alignment for Predictable and Immediate Device Coverage Pathway)という制度案が、8月からパブコメ期間に入っている。 www.fda.gov この制度の狙いは、FDAとCMSがIDE試験(FDAの薬事…

自分の生まれ育った国と異なる国で仕事を探すということ

アメリカではいわゆる新学期シーズンが近づいてきており、2026年も4分の3が過ぎ去ろうとしている。ふと振り返ると、ドキドキしながら初めてアメリカの大地に立ったあの日から10年弱が過ぎようとしていることにびっくりする。 時々学生の方からコーヒーチャッ…

アメリカの病院で使われる薬の保険償還:槍玉にあがる340Bプログラム

今アメリカの保険償還界隈(じぶんで書いていてニッチな界隈だと思う)で話題の一つが340Bプログラムとよばれる薬関連の保険償還の金額が大きく減らされそうということ。 www.ajmc.com いろいろと聞きなれない言葉も多いと思うのですこしまとめてみた。 そも…

アメリカの健康保険会社の過大請求事件

だいぶ昔にアメリカの健康保険の仕組みの一つとしてCoverageというトピックをとりあげた。その流れで、健康保険会社がアメリカで嫌われている理由の一つに、Prior AuthorizationやStep therapyのような、保険給付を受けにくくする仕組みがあるということを取…

Leading without Authority

ふと気が付くと、新卒から約10年が経過し、いわゆるMid careerなるフェーズに差し掛かってきているように思う。 いわゆる仕事のタイトルでいうと、いわゆるアナリストやコンサルタントというようなところから、マネージャーやディレクターといったようなもの…

アメリカの引っ越し(市内編)

さて、引っ越しシリーズ第2弾、ということで市内の引っ越しである。 第1弾はこちら。 whatishealth.hatenablog.com いろんなケースがあると思うのだが、自分の場合は次の二つの問題があった。 ①荷物をどう運ぶか ②次の家の契約の始まりと今の家との契約の…

アメリカの引っ越し(大陸横断編)

いつのまにか2026年も折り返し地点をすぎた。アメリカに来て7年が過ぎることになる。 アメリカでは特に学生の引っ越しシーズンのこの5-7月、アパートについて目についたのは駐車場に置かれるコンテナ。有名どころだとUhaulかPODSである。 最初はこんなコ…

もはや徳川家康の方広寺を思い出すような前FBI長官への訴追

今朝仕事をしながらニュースを横耳で流して聞いていたらすごいニュースが流れてきた。 www.usatoday.com 前FBI長官のJames Comeyなる人が訴追されたのだが、その理由がインスタグラムに浜辺に貝殻で8647と書いたのを撮った写真を投稿したかららしい。 頭の中…

BreakThrough指定に伴うアメリカのAdd-on Paymentの仕組みが廃止されそうという話

米国で医療機器の許認可申請の上で、FDAのBreakThrough(BT)の旨味の一つは、いつかのブログで書いた、保険償還上の価格設定における特例ルールだった。具体的な旨味は、通常よりも少ないエビデンスで、新規価格を申請できるというところ。 通常だと臨床上…

アリゾナ(セドナ・グランドキャニオン・モニュメントバレー)

2025年冬のアリゾナ探訪の記録。 冬でも雪はなくてとても旅行しやすいが、セドナは大人向き。子供(特に小学生以下)と行っても楽しみ方は限られている。が、バケーションホテルみたいなのに泊まれば、温水プールだったり、時間の潰し方はありそう。モニュメ…

リストラ狂想曲ふたたび

今の会社に入社して約2年になるが、見事にリストラの嵐という名の嫌な春一番が吹き荒れている。運の良いことに今のところ自分は影響を受けていないのだが、まあ一緒に仕事をしていた人の中でもいなくなった人がいるので、他人事でもない。 前の会社でもあっ…

垂直投合を企むアメリカのテレヘルス企業のHim&Hersがやらかした話

Hims & Hersというアメリカの会社をご存知だろうか?自分もこのニュースを読むまで知らなかったのだが、薄毛とか美容とかそういった比較的コンシューマーヘルスにも近い分野でのテレヘルスを提供している会社のようである。 そのHims & Hersが自ら調剤したGL…

アメリカの教会を考える

アメリカにいるとよく目にする建物の一つは教会で、街の真ん中にも田舎の道路の脇にもアパートの向かいにもあって15分も車で走っていると必ず一つは何かしらの教会が見つけられる。 家にも時々キリスト系新宗教っぽい人たちの勧誘が来たり、空港などの公共施…

歯医者に行った話から考える会社の福利厚生

1ヶ月前にアメリカで初めて歯科検診に行くことにした。アメリカに来て数年間はなんだかんだ1年か1年半おきには日本に一時帰国していたので、その時に歯科検診やクリーニングを済ませていた。 だが、ここ2−3年は飛行機チケットが高額になっていたこともあり、…

KPOPデーモンハンターズの感染力

いまや巷で大流行しているのが、ネットフリックスで放映されているこれ。 www.netflix.com ソニーエンターテイメントが作ってネットフリックスで独占配信しているらしい。最初に知ったのは小学一年生の息子経由。車の中で流す音楽に指定されて、初めて知った…

アメリカではToxic positivityにご注意を

いよいよ10月になり、これからの3か月間はハロウィーンにサンクスギビングにクリスマスとイベントが目白押し。 パンプキンの山 そんな中仕事では、1-12月という年度区切りも多いだろう。私の会社もそんな会社のうちの一つ。何が起こるかというと、もちろん12…

ロングビーチ@カリフォルニア

7月に出張で訪れたロングビーチ。 ケンタッキー州での仕事を終え、乗り込もうとしたがシカゴ経由の飛行機が雷警報で遅延。 レキシントン空港のカウンターで代わりのルートを相談したら、DFW経由が見つかりカウンターのおばさんが、Same day Stand-byウェイト…

レキシントン キーンランド競馬場

出張のついでに訪問。ケンタッキーダービーは終わった後のオフシーズンなのでガラガラ。 正面 観戦場所?につながるところのチケット売り場? だだっ広いレースのコース 空港から10分程度の距離なのでちょっと寄るにはとても便利。

医療機器メーカーが知っておくべきアメリカのAdd-on Paymentの仕組み

さて前回は新技術・製品をローンチする際に、新しいCPTコードを取得するというアプローチについて紹介をしたが、ここで別のアプローチとしてAdd-On Payment Systemという考え方をざっくりと紹介する。 CPTの話はこちら。 whatishealth.hatenablog.com 入院か…

CPTにおけるCateogry IとCategory IIIの違い

アメリカで医療機器の保険償還を考えるとき、Coding、Coverage、Paymentを考えるのが重要というのは以前紹介した通り。 whatishealth.hatenablog.com その中でもCodingの中で最も基本となるCPT(Current Procedural Terminology)コードで償還される場合に考…

久しぶりにHEORの学会に行った話

もう5月の話なので、既に2ヶ月も経ってしまっているのですが、ISPOR2025に行った話とそこで個人的に気になった点をいくつかまとめます。 といっても、別の学会にアクセプトされた研究のプレゼンテーションの投稿準備があって、なんだかんだ半分くらいしかま…

組織のフラット化という名のもとレイオフされるミドルマネジメント

直近の見ているニュースと肌感覚を合わせると、アメリカは景気はそこまで悪くなっているとは思わないが、不確実性が高まる中でなんとなくイヤな空気が漂っているような、なんとも言えない状態である気がする。 例えば、自分の会社は特に大きな変化はないが、…

アメリカの医療保険における"Coveage"の話

下の記事で書いた通り複雑怪奇なアメリカの医療保険の償還の仕組みを紐解くにはCoding・Coverage・Paymentという3要素を理解する必要がある。 whatishealth.hatenablog.com こちらでCodingとPaymentの話はしたので、残りの一つのCoverageの話をしてみたいと…

自分が今、アメリカに留学するとしたら、2−3年後のタイミングと悩むだろうという話

トランプ政権になって早1ヶ月が過ぎ、自分の身の回りレベルではまだ大きな変化はない。強いていうならLAに出張すると、デモを目にする機会が増えたことか(もちろん反トランプ)。 政策の是非はさておき、ヘルスケア界隈にいるものとして大きなニュースの一…

アメリカに聞いて気が付いたよく使われている英単語・熟語⑤

①Orchastrate そのまま「指揮する」。複雑なプロジェクトとかステークホルダーとか。レジュメでよくみる単語。 ②Move the needle 変化を起こす。インパクトを与える。 ③Temper egos エゴとかプライドが出ないように自制する、、、的な意味。 ④Step on someon…

アメリカで転職回数の話(非IT業界・大企業)

2024年は初めてアメリカで転職を経験した激動の年だった。日本と合わせてついに3社目に突入している。 whatishealth.hatenablog.com この記事によるとアメリカ人は平均12回転職するようなので、まだまだ平均未満。ジョブ型雇用のなせる技だが、ファンクショ…

なぜアメリカの医療費はわかりにくいのか

民間医療保険最大手United HealthのCEOがNYで射殺されたことで、アメリカの医療の高額な状況や複雑さに注目が集まっている。 なぜ高額かという話については、色々な要因があるので一つの原因に帰着するのが難しいとも思うが個人的には、全体的に原価コスト(…

槍玉に挙げられ始めたアメリカのPharmacy Benefit Managerと製薬会社会社のDirect To Consumerモデル

Pharmacy Benefit Manager略してPBMは、前のブログ記事でも書いたが、アメリカに特有の製薬会社と薬局の間でGPO(集中購買)の機能を持つ中間業者。 whatishealth.hatenablog.com 日本の公正取引委員会にあたるFTCが進めていたPBMの取引実態に関わる中間報告…

アメリカに来て変わった・変えないといけないと思っているマインドセット

この7月でついにアメリカに来て5年が経ったことに気が付いた。 5年前は、空港についてレンタルカーを借りてアパートに行き、当然何もないので近くのウォルマートにエアマットレスとかシーツ・枕を買い、冷凍食品も買い込んだのも今や昔。 いつのまにか、家に…

アメリカで転職をする話③ーオファー交渉・退職時のプロセスと振り返り

アメリカで転職した話を前回書き始めたところ3部作構成になり、今回はその第3部。 特に退職時のタイミングの決め方などの細かい点について学びがあったので自分のためにもメモ。 ①なぜ転職活動を始めたか? ②転職が決まるまでのタイムラインと失敗・成功の振…