2024年は初めてアメリカで転職を経験した激動の年だった。日本と合わせてついに3社目に突入している。
この記事によるとアメリカ人は平均12回転職するようなので、まだまだ平均未満。ジョブ型雇用のなせる技だが、ファンクションが一緒であれば、違う会社に行ってもやってることは大体一緒なので即戦略として働けることが多い。
一方でUSでもJob Hopperという言葉があり、こんなHBRの記事があるように、必ずしも好意的にとらえられる(いた)わけではない。
実際に前職や今の会社でもこんなことがあった。
・とあるディレクターが1年で辞めたことを上司と話していたら、上司からは「まあ彼は一つのところで長く留まれないタイプの人間なんだよね。まあそういうやつと働くのは難しいよね。」とコメントをいただく。
・同僚とインタビュワーに回った際、同僚はかなりジョブホッパーを敬遠していて、それを理由にその候補者の採用に反対した。
・会社のある一定のポジション(Director~VP、日本で言う課長・部長クラス?)では同じ会社で5年以上勤めて内部昇格してきた人間が肌感覚で7割以上。
おそらく医療関連業界の比較的大企業、50年近く歴史がある会社にいる、、、という環境が大きくバイアスをかけている気もするが、逆に言えば非IT業界のトラディショナルな大企業だと、転職回数が多いというのは注意したほうがいいかもしれない。
こんな言葉をよく目にかける。
”If you're a job hopper, the common denominator is you.”
要は転職繰り返していたら、何か悪い原因があるとしたら共通しているあなたにあるのではないか、、、というような話。もちろんアメリカなのでリストラなど日常茶飯事なので、ロジカルに転職理由を説明できれば普通問題ないのだが、それでも多すぎるとリスク要因にはなる気がする。特に1年程度で転職を繰り返している場合。
さらにタイトル・職位的な点から考えると、ミッドキャリアのポジションに応募する際にこのリスクが最もあてはまり、エントリー・ジュニア層や逆にCXOみたいな層はまた別な気はする。
ということで自分も不必要にJob Hopperに陥らないように気を付けてキャリア設計しようと思う年の瀬なのでした。