直近の見ているニュースと肌感覚を合わせると、アメリカは景気はそこまで悪くなっているとは思わないが、不確実性が高まる中でなんとなくイヤな空気が漂っているような、なんとも言えない状態である気がする。
例えば、自分の会社は特に大きな変化はないが、地元のニュースを読んでいると、計画中だった某ビックテックのキャンパスの建設計画の中止・縮小報道が出たり、某地元企業でレイオフが発表されたり(この企業は有名なガバメントコントラクターなのでDODGEの影響だろうが)している。
そんな中で最近の流行のように思えるのが、組織の「フラット化」という名のもとのミドルマネジメントポジションの削減。ここでいうミドルマネジメントというのは、個人的な感覚ではVicePresidentやSeniorDirectorなど複数のDirectorやManagerをレポートラインにもつ、日本で言う部長クラス?のポジションだと感じている。前の会社にいた最後の1−2年ではこのあたりのポジションが消えたり、一つにまとめられていた。
タイトル的にはこれらの一つ下の層にいる身からすると、階層といのはある程度あってくれた方がありがたく、ワークライフバランスも良くなる傾向にあると思っている。自分のプロジェクトやそのステークホルダーとのコミュニケーションに集中でき、幅広いネットワークづくりや根回しみたいなことをやらなくて済む。
一方でそれらの層を目指す上では、ちゃんとしたリーダーシップというか社内・社外をうまくまとめていく力が必要なので、意識しなければいけないところ。
この記事にもあるがインパクトやビジネスに必要な変化を作り出すためのチェンジエージェントという役割が求められているというのは、いうのは容易いが、要は経営のアジェンダや方向性を熟知しつつ、自分の業界・ファンクションのスキルは引き続き習熟し、AIのような全てのファンクションに影響する世の潮流を理解しつつ、チームをまとめて成果を出す、、、というなんやその万能超人はという気がする。
前職は会社内のステークホルダーとのプロジェクトが多かったが、今の自分のロールでいうと外部の協力者(コンサルとかKOLとか)とのプロジェクト推進がメインなので、いい意味でスイッチできたのかもしれないかと思いつつ、求められることの多さに一瞬辟易とする今日このごろ。