アメリカで転職をする話③ーオファー交渉・退職時のプロセスと振り返り

アメリカで転職した話を前回書き始めたところ3部作構成になり、今回はその第3部。

特に退職時のタイミングの決め方などの細かい点について学びがあったので自分のためにもメモ。

 

 

①なぜ転職活動を始めたか?

whatishealth.hatenablog.com

②転職が決まるまでのタイムラインと失敗・成功の振り返り

whatishealth.hatenablog.com

③オファー交渉・退職時のプロセスと振り返り

③-A オファー交渉

さてめでたくオファーをいただけた場合に、交渉する内容は主に次の4つがあるように思う。

その1ー給料のパッケージ

パッケージと書いたのには理由があり、アメリカでは基本的にBase Salary・STI(Short Term Incentive、日本で言うボーナス)・LTI(Long Term Incentive、RSUのような株で支払われる)・ハイヤリングボーナス・リロケーションアシスタンスなどがあり、組み合わせで考えることが可能。

 

交渉のための手段としては、その職務の一般的な給与レンジを調べることがスタート。よくGlasdoorなどにもデータがあるが、個人的にはちょっと微妙。それよりも、いくつかの会社は給与レンジを事前に公開しているところがあるので、同業他社の似たようなポジションのJob Postingにある給与レンジを参考にするほうが効果的だぅた。

 

また今の会社を辞めることによって失うベネフィットを主張するのも重要。例えば、ボーナスは年度締めまでいないと支払われないと思うが、もし退職タイミングが近くなる場合はこの予定ボーナス額をもとに交渉するのもあり。自分の場合は失うLTIやその他のベネフィットをベースに交渉した。

 

Base Salaryのアップを狙うのか、ハイヤリングボーナスを狙うのかは、個人の好みかと。ただLTIに関しては個人的にはスタートアップにいく、もしくはPL責任を負うのでもない限り、そこまで魅力的ではないと思う。もちろん会社の株が大幅に上がる予想をしているのなら、もちろんあり。

 

その2ータイトル

自分は特に気にしなかったが、ManagerやDirector、というのは次の転職の際に効いてくるという話もあるので、気にする人はいるかもしれない。が、結構会社によって差があるので、個人的には気にしなかった。

 

その3ーリモートワーク

交渉したが、コロナからReturn to Officeのタイミングということもあり、ここはうまくいかなかった。かわりに給与条件をネゴったが。ここは本当に会社のポリシー次第のところもあるので難しいところ。

 

その4ー入社日・その他就業条件

このあたりはその職務・アサインされるプロジェクトの切迫度・緊急度によって変わりうるものの、比較的交渉可能だと思う。基本的にアメリカは2週間前の通知で辞めるのが一般的。とはいったものの、オファーが出たあともバックグラウンドチェック(犯罪歴やレジュメの勤務歴・学歴のチェック)やドラッグスクリーニングがあったりするので、その辺りのプロセスによって決めるのが吉。

 

また、会社の健康保険がどれくらい続くのか、ボーナスや401KのVestedのタイミングも考えて事前に交渉シナリオをまとめて練っておくとよいと思う。自分はこれをせずにわりと後で驚くことがあった。例えば401K(いわゆる確定拠出年金)の会社のContribution分(給与の数%を会社が振り込んでくれる)がVestedされる期間を意識せず、偶然3年間のVested periodを経過していたおかげで、会社のContributionを失わずにロールオーバーできたが、今思うとヒヤヒヤ。

 

③-B 退職時のプロセス

その1ー事前準備・特に退職日の決定

前の項目に書いたが、次の会社の入社日を基準にしつつ、余っているPTOや健康保険のタイミングで決めてもいいと思う。自分は会社の健康保険が退職日の月末まで続くことを知らず、退職後すぐ入社にしてしまったのは少し後悔している。アメリカにいると健康保険が会社ベースのため、会社のルールを事前によく読みこみましょう。

 

その2ー上司への通知

いろいろ調べたが、退職予定日の2週間前に通知するのが一般的。基本的にAt will employmentなので基本的には即日退社も可能ではあるが、自分の場合は雇用契約書に「2週間前の通知を期待する」と書いてあったので、それに従った。

 

その3ー引継ぎプランの作成・周知

このあたりは日本と一緒。ただ2週間というのは割とあっという間に過ぎるので、事前にタスクリストなどは作成しておくとよいとは思う。上司に通知する際に、他の同僚・プロジェクトチームへのコミュニケーションプランも議論した。

 

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とまあ自分の備忘録も兼ねての概説でした。