最初の目的には入ってなかったけど、ついでに読んだ本の簡単な感想も書いていこうかと。そうしないと忘れちゃうので。
で、つい最近読んだのが出口治明さんの書いた表題の本。
出口さんはライフネット生命の社長さんで有名ですけど、本もいっぱい書いていらっしゃいますよね。もともと気になってたんですけど、あるお世話になった人から勧められたので読んでみました。
書いてあることをざっくり要約すると、
教養力(ビジネス・学問・文化とか広範囲の知識)×考える力
がこれからはどんな人でも必要になるよ(&日本人には足りてねーよ)ってことで、そのためにはどんな風に教養力とか考える力を伸ばしていけるかっていう出口さん流の方法を書いてました。
いろいろ時事問題のことにも言及してて、ちょっと論じ方がSimplifyしすぎな気がするんですけど、でも確かに議論のとっかかりとしてはこれくらいシンプルのほうがわかりやすいのかも。
全体的には、留学とかいろいろ会った人を通してちょうど感じていた問題意識と見事はまっていたのですんなり読めました。
イギリスに留学してすごいなと思ったのは、イギリス人にしろアメリカ人にしろ議論がうまいということ。議論がうまいっていうのはいくつも要素があると思うけど個人的に感じたのは、1.はっきりとしたロジック、と2.はっきりとしたスタンドポイント(意見というか立場というか)かなと。
ファクトの使い方は人によるな、とは思ったけど、自信の主張とそれに対するロジックでの補強、さらには個人の経験での裏打ちっていう流れにもっていくのはうまかったと思う。
教養にかんしては、彼らがすごい教養深いとは感じなかったけど、どちらかというといろんなバックグラウンドの人が多くて、それぞれ興味とか趣味とかが違うから、いろんな人とスムーズに話す(特に語学がネイティブでないとき)には教養がないと難しかったなと。(そして自分にはなかったなと笑)
自分の課題は考える力と語学力なり。とりあえず次の5年は考える習慣をつけることと語学。英語はTOEFLでいったらまだ100ちょいぐらいしかないし。あと英語もだけどもう1ヶ国語しゃべれるようになりたいなぁ。
日本に逃げ帰って国の中でひきこもってる今をどうにかしないと。