アメリカではじめてInterviewerにまわった話

先週ついにはじめて今の会社でInterviewerに回る機会がありました。

どちらかというとこれまではインタビューされる側であることが多かったので、視点が変わるといろいろと気が付くこともあったのでメモ。

 

主なトピックはこちら。

①新卒or未経験候補者が見られているポイント@アメリカ。

②ResumeとSTARフォーマット。

 

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①新卒or未経験候補者が見られているポイント

自分のいるチームはコーポレートファンクションとしてUSを含めたグローバルの社内コンサル的(or Subject Matter Expert?)に動く面もあり、ファンクションとしての専門知識かつプロジェクトマネジメント・インプリメンテーションが必要とされるポジションでした。

 

インタビューにまでまわってきたのは今回3名。1名は社内公募できたセールスオペレーション周りの人(修士持ち)。もう一人は、ブティックコンサル出身(修士持ち)。最後の一人は医療専門職をパートタイムで数年続けており、5月にフルタイムの修士課程を卒業予定の人。この最後の一人はほぼ新卒・未経験に近い候補者でした。

 

ジョブ自体はややEarly career向けのIntermediateなポジションという事もあり、ボスからは「ポテンシャル採用あり」という話はあったものの、チーム全体で話し合った結果、最後の一人はやや厳しい評価に。もちろんスキルセットのギャップが大きかった、、、ということもありますが、一番の原因はあまりチームの中でのキャリア形成を考えるそぶりがなかったこと。やや長期のインベストメントとなる対象者としてはリターン微妙よね、、、という結論になりました。

 

このあたりの考え方は、ジョブ型採用では比較的どこにでも共通しそう。アメリカ(orジョブ型採用の会社)で就職したい新卒向けのTake Awayを考えると、①中期的にキャリアを積みたいと思える分野を見つけて、②その分野への専門性をつんだorつもうとしてることの証明をとり(修士とかあるいはなんかの資格とか、表彰とかのトラックレコード)、③熱意と中長期的なキャリアへの興味を合わせてアピール、といったとこでしょうか。

 

※念のための前提ですが、アメリカでは基本的には新卒採用はなく、新卒も経験者も同じ土俵であるジョブを奪い合うという状況です。。。とはいったものの実は新卒向けのローテーションプログラムが大企業にはあったり、コーディネーターみたいなペイが低くて実質的に新卒向けの仕事もあるというのが、こちらに来て感じた実情です。なので上の話は、そういった職以外で通じる話だと思います。

 

②Resumeはできる限り短く。インタビューではSTARフォーマットでネタはばらつかせて&ActionとResultを濃い目に。でもネットワークがそもそも重要。

MBAでは比較的しっかり指導を受けるのですが、それ以外の大学院だと案外指導されてないのかなと感じたのがこれらの点。

 

A.Resumeは基本的に1-2P(エグゼクティブ以外なら)。またResumeの時点でSTARのARを意識(Action + Result)して書くこと。これに沿ってないResumeは確かに読みにくく、インタビュー前からマイナスの印象でした。

 

B.STAR(Situation/Task/Action/Result)というのがアメリカのBehavioralインタビューでの基本フォーマットですが、どうしてもSituationとTaskで説明が長くなりがちなので聞かれた質問にどう自分の話のストーリーが関わるのかというポイントを押さえたらAとRを重視することが重要。S・Tが長いとこれまた聞いてて疲れてしまいマイナスの印象。自分も1-2年前のインタビューでこういうことやってたんだろうなと思い自戒を込めてポイントとして抑えておきたいと思います。