アメリカでの就職活動(MBA サマーインターン@アメリカ)② 実践編

※在米企業での就職活動をテーマとしています。

 

さて米国のMBAで2年目にフルタイムオファーをゲットするには主に2つの方法があります。ある程度調べられている方はすでにご存じかと思いますが、

①1年目にサマーインターンのオファーをもらい、インターンプログラムを介してフルタイムオファーをゲット

②2年目のフルタイム就活で直接フルタイムオファーをゲット

の2通りです。

 

①で希望の企業からフルタイムオファーをもらえると2年目の秋以降はほぼ消化試合と化し、授業はそこそこにゴルフや旅行に時間を費やすことができます笑

 

そんな希望の日々を目指して、1年生のうちはサマーの就活に皆没頭します。特にIBやコンサルはサマーからのフルタイム枠が多いので、特に気合が入ります。

 

まだその希望の日々に至れてないので、何も偉そうなアドバイス等を書けるわけではないのですが、、、あくまでこの1年の経験をもとにこうしたことが良かった、こうすればよかった(改善点)、という点を振り返ってみたいと思います。

 

基本的な心構えや・ビザ等の前提条件については下記の先達のブログで情報をインプットしていただければ。

whatishealth.hatenablog.com

 

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【やってよかったこと】

・業界を絞った

ー前職がヘルスケアコンサルタントだったので、コンサル業界、ヘルスケア業界のそれぞれを目指すことを考えていましたが、9月末にはヘルスケアに絞りました。これは有限なリソース(時間・体力・モチベーション)をどう複数の目標(就活・学業・課外活動)に分配していくかという意味で正しい選択でした。

ー特にコンサル・IBを考えられる場合、ネットワーキングの負荷が他の業界とは段違いなのでご注意ください(注:日本の外資/内資コンサル・IBはネットワーキングの必要はほぼないので関係ありません。あくまでアメリカのオフィスの話です。)

 

・秋休みの企業訪問/Linkedinを活用したネットワーキング

ー秋休み以降、ようやく自分なりに納得したネットワーキングができるようになりました。自分のIntrovertな気質を直そうといろんな会社の説明会・ディナーであがいていたのですが、そこへのエフォートを薄めにして、代わりにパーソナルなネットワーキング(Linkedinでの1on1のInfo call)をやり始めてからはとても効率的になりました。

 

・カバーレターの軸づくりと簡易カスタマイズを目的としたネットワーキング

ーCVやカバーレターのカスタマイズは必須です。が、すべてのコンテンツをカスタマイズするのはあまりにも非効率的です。カバーレターでは、A. なぜその会社の応募したのか(+リファレンスの名前)+B. 自分の役立つスキル・経験+C. 結びの言葉、という構成なので、AとBについて深堀できるような質問を考え、ネットワーキングしました。これはよいカバーレターにつながり、結局約10社中8社(内、ネットワーキングをしっかりしていたのは6社ほど)で書類選考を通過できました。

 

【改善点】

・自分の得意なネットワーキング方法を見つけ、もっと早くからスタートすべき

ー最初はテンパってしまったこともあり、まともなネットワーキングは11月ごろからやっていましたが、10月にはスタートするべきでした。書類は通ったもののインタビューでのもう一押しにつながるほどのネットワーキングはできていなかったように思います。

 

・インタビュー練習はもっと行うべきだった(冬休みで気が抜けた)

ー個人的な事情もあったのですが、冬休み中は秋学期の諸々が終わった解放感でかなり気が抜けてしまい、さぼってしまいました。もちろん同級生や先輩とのインタビュー練習はやっていたのですが、自分が割いているエフォートのクオリティは低かったです。

 

・オンキャンパスリクルーティングのインタビュー中もオフキャンパスの手を抜かない

ーオンキャンパス(=私の学校をターゲット校にしている企業のリクルーティング)で比較的書類が通ったので、1月中にはオフキャンパスの手を抜いてしまったのですが、完璧にミスでした(というか自分の現状把握ができていなかった)。

ー書類選考の先の1次選考の通過率は、企業にもよりますがオンキャンパスではおおよそ2割程度。さらにその先の2次選考では通過率は3-5割程度なので、書類選考後の通過率ですら1割弱です。

ーオフキャンパスの選考は遅く始まる傾向にあるのは事実ですが、だとしても早めのネットワーキング+応募が重要ですし、何より差別ポイントになります。

 

【万人向けのSo what】

 ①ノンネイティブということを考えてネットワーキングは9月・10月からスタートする(単なる企業説明会等の参加ではなく、Info call等の質の高いネットワーキング)。

 

業界・職種を絞る=自身の経験・バックグラウンドをもとに、興味がある&勝てる業界を選ぶ。

よく「場所・業界・職種の3つのうち1つまで変えたところを狙え」と言いますが、本当です。アメリカで就活しようとするとすでに1つ変わっているので、あともう1つ変えようとするとかなり厳しいです。いくらMBAリクルーティングといえども過去にまったくのバックグラウンドがない業界がオファーを出してくれることは稀ですので、変に希望を抱くと失敗します。

 

③カバーレター・インタビューの際のTalking pointを見越したInfo callを行う。

Why this industry、Why this companyという典型的な質問に対し、(リクルーター・インタビュワーから見て)納得度の高い答えをInfo callをもとに導き出しましょう。例えばですが、前の業界と比べて志望している業界は、ビジネスサイクル的に何が違うのか?、それがどのように自分にとって魅力的なのか?、など。

またスキルセットにもよく注意を払う必要があります。それはこちらの先達の記事がとても参考になるかと。

blog.goo.ne.jp

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最終的にはこれらをクリアしたうえで、インタビューでEffectiveな答えや質問をする必要があるのですが、その辺りはこちらをご参考ください。

 

blog.goo.ne.jp

uminomukoudemirufuukei.blogspot.com

 

(前の記事でも紹介していますが、これらのブログの筆者の皆様方、大変参考にさせていただきました。ありがとうございます。)