世界中でLock down解禁の流れになりつつありますね。
アメリカでは武装した市民が州議会に乱入して騒ぎになってました。
間違いなく是非の非にあたる行為ですが、一方でロックダウンが経済的に影響が大きく、一部では「コロナに感染する前に仕事なくて死んでしまうよ」、という事実が存在しているのではないかともちょっと思っています。
ミシガン州という土地柄もそれを表しているような、、、。マジョリティが白人でありながら、基幹産業であった自動車産業が廃れて以降、もともと灰色だったところに、この事態、、、。しかも失業保険の申請件数は割合ではハワイに次ぎ全米2位、件数にして170万を突破したそうで。。。
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怒涛のMBAの1年目が終わりつつあるので、この機会にMBAの1年での学びを振り返ってみたいと思います。
〇学びのあったこと
・ハードスキルの側面から見ると面白かったのは会計とファイナンスでした。簿記2級は持っているので基本的な会計の仕組みは理解できていたかと思いますが、企業経営の観点からどう会計を扱うか?という点がとても学びがありました。またファイナンスはほぼ初めてだったので、CAPM等の理論をベースに実務的な応用(特にバリュエーション)を学べたのはよかったです。
・ソフトスキルの側面からいうと、自分の性格的な弱さ(Introvert)とコミュニケーション力の弱さ(英語力というよりも一般的な)を秋学期で意識して春学期に意識して鍛えることができたのは貴重な経験でした。①ポジショントークに迷いがあること、②シンプルな質問を活用したファシリテーションがまだ不十分であること、③ネットワーキングに怖気づいているところ、はありますが、春学期のコンサルティングプロジェクトと授業のグループワークを通して改善の方向に意識できたのではないかと思います。
〇MBAの価値
まだこの辺りを語るには時期尚早な気もするので、簡単に。
私費生からするとMBA、特に2年制は、すさまじい投資です。約2000万円が吹っ飛びます。ただ、個人的にはそれに見合うリターンはあると思った1年でした。
①金銭的
1年生の段階ではまだわかりにくいですが、インターンの給料を年収換算して考えたとき、前年からの4割増しになりました(実数はヒミツ)。インターン先がアメリカであったりヘルスケア業界という高収入になりやすい業界でもあったことはありますが、比較的よいリターンかと。フルタイムでも結果が出るように頑張ろうと思います。
②非金銭的
つまるところビジネススクールでの目的というのは、ビジネス上の様々なお題に普遍的に対処できるようなDecision Makingの型を試行錯誤しながら形作っていく(プロセスを体得する)ことだと思います。
なのでアカデミックな知識は本でも読んでれば身につく、、、というのはその通りですが、MBAの価値は前述のDecision Makingの型を身に着けるためのインプット→アウトプットのサイクルを速く回せる(機会がある)という点に尽きるのではないかと思います。アウトプットの場も従来はケースディスカッションでしたが、最近ではExperiential learningというリアルな仕事環境に近い形で用意されています。
そういった意味で、この夏と2年生を迎えるにあたって、より自分のDecision Makingの型をつくることに意識して過ごしていきたいと思います。インプットという意味では、倫理や法律系の授業をとろうか検討中。というのもストラテジー・マーケティング・ファイナンス・アカウンティング・オペレーションとビジネス上の普遍的なテーマのインプットはあったのですが、最も根本的な「人として何に価値をおいて、どう判断するのか」といった点でのインプットがない気がしているからです。この辺りはどちらかというと自分との禅問答で補完すべきなのかもしれませんが。。。
アウトプットという点では、夏はインターン、秋以降は大学の知財管理を行う部署のフェローになるので、これらを活用できたら。コロナのせいで秋以降もリモート形式になる可能性があるので、そんな制約条件下でアウトプットのクオリティをどう高めていくかが大事になるのかもしれません。