というわけで、前回のデジタルヘルスの続き。
前回の記事はこちらです。
自分で作ってみたカテゴリの整理がこちら。
前の記事にも書きましたが、まあ自己満足の範疇を超えていません笑
が、とりあえず各カテゴリのサンプル企業をご紹介。
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①IOT×ウェルネス
ウェルネスというといろいろと広いので、最近わりとこの分野のスタートアップが増えてきている気がします。フィットネスとか一時期はやりましたよね。
日本でいうならFiNCですかね。
一時期はやったNoomとかもその一つ。
コンシェルジュサービス的な展開もあります。
このあたりは一般消費者向けがターゲットのものと、コーポレート向けの2つがあると思います。特にアメリカでは会社が負担している保険料がバカ高いので、ウェルネスプログラムを通じた予防・医療費増加の防止というのは流行っている気がします。
②Digital Diagnostics
画像診断とかもこの範囲です。有名どころはやはりエルピクセルでしょうか。最近大変でしたね。
面白いところだとインフルエンザの診断をあつかうアイリスという会社も。
大手医療機器メーカーも力を入れている領域です。
一部は⑥の診断サポートソフトとも絡んでくるラインアップですね。
23andMeみたいなゲノミクス分野もここに入ると思います。
ガンに特化したこんな会社も。
③Digital Therapeutics
個人的に 昔からウォッチしていたのはこの会社、オマダヘルス。
糖尿病の予防ソリューションとして、エビデンスづくりも含めて積極的に展開している企業です。サマーインターンは箸にも棒にも掛からなかったな、、、
DTxで一番最初にFDA承認されたのはWelldocのBlueStar。
日本ではアステラスが提供するみたいですね。
バンダイナムコとも共同研究しているようですが、そもそも糖尿病領域にそんな強い印象がないアステラスがここやる意義ってなんなんでしょう。。。これ単体でやると全体としてのROIC下がっていかないのかな、、、なんて考えてしまうこのごろ。
日本で頑張っているのはCureAppですね。
禁煙治療は今年中にもPMDA承認見込み、高血圧とNASHもP3ですね。
④Remote patient monitoring
リモートで患者管理をするソフトウェアやデバイスです。
結構いろんな会社がやってますね。
コンセプト的には患者が家にいても、定期的に生理学的な情報を収集して、医療従事者が見れるようにする、、、というものですが、対象となる疾患やステージとかが細かくありそうなので、また調べてみます。ここまで医療従事者の管理下におくべき患者ってなんとなく終末期ケアや高齢者ケアだったりするのかなと。
⑤オンラインメディア
これも細かくはいろいろあると思います。
1つは単なる情報提供。日本でも問題になりましたが、クオリティレビューが重要になると思います。
日本だとメディカルノートとか。
個人的に注目したいのは、病院のレビューサイト。アメリカでは特に複雑化している医療システムのせいで、シンプルなリコメンデーションがあると助かります、、、が、果たして本当に適切なレーティングがされてるかはまた別の話。食べログ問題とも同じですね。
カイザーファウンデーションにいくつかまとめてありました。
⑥意思決定支援ソフト with AI
この領域で有名なのはやっぱりIBM Watson Healthでしょうか。
上にあったロシュのサイトにもいくつか関連のソフトがあります。
⑦電子カルテ・患者管理支援システム
そのまま、昔からいろんな会社がいますが、たぶん一番の有名どころはここ。
⑧テレヘルス
コロナウィルスで注目が上がり始めたテレヘルス 。単なる問診だけでなく、複雑な診療まで踏み込めるかがカギになるかと思います。結構通信技術とかのデータインフラ面もさることながら、検査とかリファーラルとかの物理的なロジスティクス(人・モノ)をどう連携するかというのが重要なんじゃないかなという気がします。
日本だと有名どころはやはりメドレーか。
MICINもサービスを知恵狂していますね。服薬指導というのもオンラインでできるようですが、そもそもニーズ喚起のための患者教育が重要な気がします。
この辺りの技術はバーチャル臨床試験とかにもつながってくるので面白いところかと。
⑨データプロバイダー・分析サービス
日本だとJMDCとMDVが2大でしょうか。もともとはDPCとレセプトで棲み分けしていたのがそれぞれ領域拡大してかち合ってきてますね。
アメリカもいろいろありますが、IQVIAやIBM(Watson Health)、Aetionとかが有名どこでしょうか。Aetionは特に前のFDA長官とかもボードメンバーになって有名度が上がってますね。
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いやはや長くなっちゃいました。ホントはそれぞれのカテゴリでも深堀できると思うのだけれどいったんこれで終了です。