最終学期前に思うMBA合格者・受験生向けの学校の選び方

さてさていつのまにか最終学期前の春休みということでPostmortemなMBAの振り返りを、、、とも思ったのですが、ちょうど先週・先々週あたりに2Rの結果も出てると思うのでMBA合格者・受験生向けに今だから思う学校の選び方を考えてみます。

 

◎学校選択の軸

重要だと思う順番で列挙してみたいと思います、、、がワインを飲んでいい感じに酔っぱらってるので話半分でも真面目半分といったところで捉えてください笑

 

①卒業直後の進路ーどの地域のどの業界で働きたいか

①-A: 日本で働きたい場合(私費留学生)→日本人同級生・先輩の数(ここ数年)

日本で働くなら、ネームバリューと先輩・同級生の数の多さで決めるっきゃないです。特にアメリカのビジネススクールのキャリアセンターはアメリカの情報しかなく、レジュメの添削は役に立つけれども、、、というケースが多いと思います。

むしろ重要なのは先輩方を通して得る情報量や面接練習でのラーニングだと思います。アメリカ・欧州関係なく、ここ数年で日本人が多い&私費生が自分の希望の業界に就職しているとベストだと思います。

 

①-B: 海外で働きたい場合(私費留学生)→ランキング+志望業界内での知名度

海外就職を目指すなら、ランキングを重視したほうがよさそうです。あくまで又聞きレベルの話ですが、上位ランキングの会社であればあるほど、会社がビザをスポンサーしてくれやすいと聞きます。

 

ビザ要件は実力と関係ないですが、それをクリアしないと話にもならないのが現実ですし、究極ですが学校の知名度が自分の信頼度にもつながると考えるとランキングなり業界内での知名度というのはバカにできないと思います。ちなみに業界内での知名度は卒業生の進路統計を比較すればわかると思います。

 

①-C: 社費留学生→学びたいカリキュラムの充実度

隠れて転職を目指しているなんちゃって社費生ではないのならば笑、純粋に学びたいことで選ばれるべきだと思います。ネットワーキングなんてどこの学校に行ったって一定できます。

 

むしろ学びたいことを重視して選べば、ネットワークの質も高くなると思います。周りの社費生の方々を見ていても、カリキュラムを重視して選ばれている方は学校内でも活躍されてますし、満足度も高そうです。

 

カリキュラムの充実度ってなんやねん、、、と思うならば、単純にビジネススクールで提供している科目数(Experiential learning含む)+研究者数で見ればいいと思います。

 

よくあるXXXセンターみたいな組織は「なんちゃって」も多いのであんまり参考にならないというのが個人的な印象で、単純に研究者の数を見たほうがビジネススクールとしてどれくらい注力しているかわかると思います(それだけ予算があるということ)。

 

②生活環境(治安・住環境)

こんな時だからこそ、生活環境は進路の次に重要だと思います。学校のある地域の教育レベルや治安はよく見られたほうがいいと思います。コロナ・アジア系に対するヘイトなど、都市部であればあるほど影響が大きいと思います。特に家族帯同の方は、この点のウェイトを重くするべきですし、されているかと思います。

 

私の今いる地域は田舎である一方で教育レベルが高い地域なので、コロナ・ヘイトの影響はあまり感じませんが、LAへの引っ越しを検討する中で今の地域の有難みを強く感じています。

 

 

③コスト(特に私費生)

1年制 vs 2年制という話ではなく、あくまで同じ年数のプログラム間での比較です。

上記の①-Bに当てはなまらない人であれば、コストは重要だと思います。アメリカだと下手すると2年で4-500万円の差がでますし。

 

日本で就職する場合はランキングはそこまで重要ではないので、Tuition+生活コスト+Scholorshipを重視してランキングの順位が少し低い学校にいっても、就職にほとんど影響はないと思います。もし日本人学生がとても少なくなってしまうなら、受験時のつながり・渡航前の壮行会イベント・交流会イベントで知り合いを作ってカバーすることも可能だと思います。

 

ということで、軸はだれでも考えつくものばかりだと思うんですけど、重要度の順番だったり裏話だったりで、なにかしら参考になれば嬉しいです。